ポップグループからのフリージャズ

Pop Group - Snow Girl
Sun Ra & Don Cherry - Untitled duet
Steve Lacy Trio - The Flame
CECIL TAYLOR, Unit Structure - As Of A Now; Section (Part I)
Patty Waters - Black is the Color of My True Love's Hair


ポップグループからファンク的なものに興味を持つ人は結構いるようで、素晴らしい事なんだけど、じゃあフリージャズは?? 彼らを他の疑似ファンクバンドと一線を画した存在たらしめてるのは、時に「ノリ」を放棄してまで繰り広げられる「フリージャズっぽさ」にあるんじゃないの?とぼくは思っていて、なので、ポップグルーブの混沌さ、ノイジーを楽しめる人はハマれるんじゃないかと思うの(この人たちのノイズっていわゆるノイズミュージックじゃなくフリージャズに源流があるよね、きっと)。入門的な感じでは全然無いですが、どうせ変なのから入るのには慣れてるでしょ?
絞るのは難しかったですが、まず、サン・ラとドン・チェリードン・チェリーのヘタウマっぽさ、クロスオーバー的センスはポップグループやらを好きな人には分かってもらえると思うので、他のも是非聞いて欲しいです。
ティーブ・レイシーは、好きなのでどうしても入れたかっただけです。どうなんだろ。不思議な人です。
セシル・テイラーはやや現代音楽的なセンスもある人、このアルバムは雰囲気はなんてゆーか個人的にはめっちゃポストパンク。DNAとか聴きたくなってくる。
で、最後にパティー・ウォーターズ。異色なボーカル好きの間では有名ですね。テンポこそどれも遅いですが、分かってもらえるかなと、勝手に思ってます。白人似非ファンクの薄ら暗さ、死臭のする感じと通じるものがあるのでは。