試聴できます。

どーいう音楽が好きなの？って聴かれると困ってしまう。
ホントに今ヘービーローテで聴いているヤツを言っても
どーせ「えーマヂでーわたしもー！！」とかなることはほとんど有り得ない。

だからめんどくさい時は
「最近はずっと中東の民族音楽とかを聴いています」
とか言っとく。そうすると「へーすごいね」とかいって違う会話になるか、
もうちょっと気の利いた人だと、「この間下北で○○料理食べたよ」くらい言ってくれるかもしれない。

暇なとき、あるいは仲良くなりたいときは、そらぁもう神経使います。
まず相手のことで僕が知っている情報を総動員します。
それは、相手の好むファッションだったり、ほかにどんな趣味があるかだったり、チラッと誰かから聴いた話だったり、交友関係だったり、仕事やなんの学生かだったり住所だったりするのです。
そんでそれらを考慮して一番間違いなさそうなことを言う。

「こないだハーバートの新作買ったら結構良かった」とか。
「アズテックカメラって聴いてみたけどすごい良いのね」とか。
「はっぴいえんどを買い直した」とか。
で、そこでビンゴ！ってなれば、あとは腹の探り合い。

これだけいうと、なんかおれスゴくやなやつみたいだけど、サービス精神の塊なんですよ（爆）
嫌われたくないっていうのと、話を広げたいっていう思いでいっぱいいっぱいなんですね。
好かれたいけど、舐められたくない。というのもあるけど。

だけどもうやめます。
これからは正直に「レジデンツ毎日聴いてます」とか言います。
これからは正直に「ロバート・ワイアットを尊敬してます」とか言います。
これからは正直に「スーサイドを聴いたときぼくの音楽感が変わりました」とか言います。
これからは正直に「モーマスでトリップしてます」とか言います。
これからは正直に「七尾旅人で泣きました」とか言います。
これからは正直に「カヒミで音楽に目覚めました★」とかいいます。
分かって貰えるまで、語ります。
無理矢理ＣＤ貸します。
わがまま宣言。

こういう場所ではさ、楽だよね、貼りつければおしまいだもんね。
試聴できます。

Commercial Album (W/Book) (Spec) (Rpkg)

ぼくがこの日記で「試聴できます」って書いてるときは「友達募集」って書いてるのと同じです（汗）