読了「差別感情の哲学」

差別感情の哲学

差別感情の哲学

差別に対する時、最大の敵は「よく考えないこと」である。あらゆる差別はよく考えないこと、すなわち思考の怠惰から発生する。

そうならないようにすることは、いつもぼくが日常で優先課題にしていることでもあるんだけど、それでもときどき自分の「無思考」具合に驚く瞬間があります。
電車の中やらで、挙動のおかしい人が居てどうしていいか分からない。なのでとりあえず精一杯居ないものとしてしまおう。イヤホン耳に挿してうつむいておこう。でもなんとなくモヤモヤしてしまう。
こういう経験のある人は読んだら得るものあると思います。
けっこう精神をえぐられるし、どうなのよ?っていう部分もあるけれど、それゆえの良さが本です。
ちなみにこの人のエッセイも性格悪くて面白いのでお暇な人にはオススメ。