装甲服をやめた服
アンダーカバーですよ。
アンダーカバー青山店で覚えた感情は忘れてはいけない。
あらゆる体液がグツグツする感じ。
初めてロバート・ワイアットのCDを聴いた時にも似てるけど、遥かに上回る。
正直今更、ファッションという媒体でこんなに感動させられるとは思って無かったです。
もうなんつーか
すごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいすごいです。
今まで、アンダーカバーって好きだけど、どこかで
「アンダーカバーなんぼのもんぢゃい!」
って思ってました。
僕のもろ好みな世界感ではあったけど、それゆえに厳しい目で見ていたんです。
バランスの整った人 だなぁくらいに思ってました。
むしろズルイとか思ったました(笑)
前期は正直どうかと思ったし、
今期のショーの写真とかみても、薄い印象しかありませんでした。
でもでもでも
お店に行ったら仰天。
てゆーか入る前から仰天。
最初コルソコモかと思ったもん(笑)
店内が明るい。
余裕のある空間。
今までと明らかに違う服たちがいる。
そりゃモチーフなんかは、相変わらずドクロとかだったりするんだけど。
なんかの雑誌で「アンダーカバーはついにエレガントを手に入れた」
みたいな記事があったけど、
そういうレベルじゃない。
密度はあるのにすごい風通しが良い。
アンダーカバーは、装甲服であることをやめたんだ
手に入れた方法、キャラクターを、手放すまいと必死になっている
いくつかの某ブランドが、ふと浮かんだ。
そういうの、もう濁って見える。
それらを放棄したアンダーカバーは、もう次の手段を見つけた。
ぼくはギャルソンやヨウジ〜今の東コレのブランドまで(あるいはギャルソン、ヨウジ思想から派生した海外ブランド)、
装甲服だな、と感じることがよくあって。
それらは必然で生まれたものだと思う。
この世界はもう、鎧をまとわずには生きていけないから。
高校の時〜一年くらい前までは、
ぼくもそういうスタンスで、何か創れたら良いと思ってました。
けれど、ここ数年、そうゆう感覚の服や音楽や映画やアートを見ると、お腹が痛くなる。
吐きそうになる。
ツラい。
なんでだろうと思ったら こういうことだったんだね。
もうズルイとか悔しいとか思う余地が無い。