読了

異装のセクシュアリティ

異装のセクシュアリティ

なかなか読みごたえはあったんだけど、読み進めるに連れて僕が求めていた内容からズレていくような感じだったのが残念。「異装のセクシュアリティ」というタイトルのように、トランスヴェスタイトだったり、儀式の上の異装(女装男装)とか、その辺を掘り下げて欲しかったのですが、「ゲイ、レズビアントランスセクシュアルの今!!」みたいな話が多かったように思います。
でも興味深い内容もたくさん。アメリカインディアンの中には性の中間者として生きている人がいるとか、インドにもヒジュラと呼ばれる半陰陽だったり子供のうちに去勢をして、両性具有として、お祝い事などの儀式を司る人たちの話とか。
そういう人たちが認知されているということが面白いというか、僕らの社会というのは性に関してなんて押し付けがましいのだろうと思いました・


あ、あとね本の中で「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」という映画が紹介されていて、ずっと前に見たことがあったのを思い出しました。面白かったけど、ほとんど忘れてるのでまた見ようかな。男の子の格好をした女の子が出てくるのですが、とても可愛かった。ほのぼのした気分になる映画。

マイライフ・アズ・ア・ドッグ [DVD]

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思えばちっちゃいときからプリシラとか見てたからなぁ。